映画「シン・ウルトラマン」について、前半はネタバレなし、後半はネタバレありでまとめています!
- ネタバレなし
- イントロダクション
- あらすじ・ストーリー
- 感想・解説・考察・レビュー
- ネタバレあり
- あらすじ・ストーリー
- 感想・解説・考察・レビュー
- 参考
ネタバレなし
イントロダクション
日本の特撮代表作“ウルトラマン”を、「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明が映画化。
『シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース』としては、『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に続く3作目。
あらすじ・ストーリー
突如として日本に出現するようになった巨大不明生物。
「禍威獣(カイジュウ)」と名付けたその生物を、自衛隊や政府、禍威獣特設対策室(禍特対)はこれまでなんとか退けてきた。
そして、禍威獣第7号「ネロンガ」が暴れる最中、大気圏外より正体不明の飛翔体が降下。
降下地点より銀色の巨人が姿を現すと、ネロンガを光波熱戦で瞬時に粉砕する。
禍特対は銀色の巨人を「ウルトラマン」と呼称。
果たして人類にとって味方なのか、新たな敵なのか…。
感想・解説・考察・レビュー
誕生から50年以上が経ったウルトラマンが、庵野秀明らによってどのように生まれ変わるのか。
謎の巨大生物と戦う戦闘シーンも見物だが、最大の見どころは人類と宇宙人の接触。
宇宙人から見た人類はどんな存在なのか。
ネタバレあり
あらすじ・ストーリー
最初にウルトラマンが姿を現した時の衝撃により、子供を守ろうとした神永は命を落としていた。
その神永の体を使ってウルトラマンと融合。人間の姿から変身することによってウルトラマンとなる。
公安から出向してきた浅見弘子は神永とバディを組むよう言い渡されるが、神永は単独行動を取るのみ。
そんな中禍威獣第8号「ガボラ」が出現。
放射性反応のある禍威獣に対して、ウルトラマンは光波熱戦を放つのではなく、物理的な攻撃で撃墜し、さらにはどこかへ運び去る。
そして、人間の大きさと同程度の外星人ザラブが禍特対本部に侵入。
人間の言葉を操り、総理大臣と友好条約を結ぶ。
しかし、その目的は国家同士の衝突によるホモ・サピエンスの殲滅。
突如ウルトラマンが破壊行動を行ったかと思えば、ウルトラマンの正体が神永であることが世間にバレる。
全てザラブの仕業(ウルトラマン抹殺計画)だった。にせウルトラマンに化けたザラブを浅見弘子に救われた神永がウルトラマンに変身して撃墜した。
ホッとしたのもつかの間、今度は見た目が人間そのもののメフィラスと名乗る外星人が禍特対の前に現れる。
メフィラスは、ベーターシステムを活用した「人類の巨大化による対敵性外星人からの自衛計画」を日本政府に提案する。
ベーターシステムによって人類を兵器にすることができると知ったメフィラスは、ほかの知的生命体に侵略される前に、地球と人類を自分たちが独占管理しようとしていた。
それを阻止しようとしたウルトラマンを前に、メフィラス自らも巨大化するものの、なぜか地球からおとなしくベーターボックスを持ち去る。
ウルトラマンは、光の星からの使者ゾーフィに問われる。どうして禁じられている地球人との融合を果たしたのかと。
他者を救うために自らの命を絶つ人間を理解したいためだったが、その行為こそがマルチバースの知的生命体に人類の兵器化の有用性を知らしめてしまった。
ゾーフィは、地球と人類の悪用転用を防ぐため、天体制圧用最終兵器ゼットンを配備する。
ゼットンに全く歯が立たないウルトラマン。絶望の中、ウルトラマンは人間と協力して地球と人類を守るのだった。
見事ゼットンを退けたウルトラマンが神永の姿で目を覚ますと、「おかえり」と浅見弘子が迎えた。
感想・解説・考察・レビュー
ウルトラマンを知っている世代も知らない世代も楽しめる、まさに現代ウルトラマン!もちろんオリジナルへのリスペクトは存分にある。
その中で、カラータイマーがない、ウルトラマンの体色が変わる、生物っぽくない部分もある“禍威獣”、そしてゾーフィがゼットンを連れてウルトラマンと対峙するという意外性満載!
オリジナルとの比較をしてみても面白そうだから、50年以上前の作品であっても見てみたい。当時と宇宙人の見方に変化があるのか。
絶対に敵わないと分かっているゼットンに立ち向かうウルトラマン。外星人が地球人から受けた影響の象徴だ。
外星人からすると、限られた短い命の中で、生産性のない行動を取ることは全くもって信じ難い。
でも、それこそが人間。まだ発達していない小さな子供を、大人が身を挺して守るのだ。
人間同士であっても、自分にない価値観や考えを持っている人には魅力を感じる。
外星人にとってもそれは同じで、むしろより一層地球人は非常に興味深い生命。
“シン”シリーズの仮面ライダーも俄然楽しみである。
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